2016年10月06日(木)
10月8日(土)、9日(日)の文化祭に向けて一年松組が動き始めたのは、一週間前になってからだった。
合唱コンクールが終わり、期末休暇を三日間はさんで、学校に来ると、文化祭が一週間前にせまっていた。
みんなが焦り始めた瞬間だった。
どのような休憩室にしていくのか、どのようなデザインにしていくのか23人で意見をかわした。
高校生になって初めての文化祭。私たち中学入学生が、三年間経験した文化祭は学年参加だった。クラス単位の参加は今年が初めてだった。自分たちで物事を進めていく大変さを痛感し、学びながらここまできた。
休憩室は毎年四つの団体が担当できるのだが、今年は五つの団体に決まった。ただし、冷蔵庫は四つ…
四回目の文化祭となる私たち松組は、過去の経験を活かして、冷蔵庫を使用しないでも可能な休憩室を模索することにした。
“1松らしい休憩室を!!”をモットーに、温かい飲み物を提供する休憩室を提案した。これは北鎌倉女子学園初の試みだ。初の試みであるため、検討しなければならないことがたくさんあった。休憩室のテーマである「ハリーポッターの食堂」をイメージした独特の雰囲気を出す為に装飾にも手を抜きたくない私たち。やっとみんな一人一人の気持ちが「成功させてやる!」と一つになった。それからは、1松の強み「団結力」が発揮されて短期間の間に、自分たちのハリーポッターの世界観を自分たちらしく出せてきた。
そして私は思った。
“私たち松組の強み、一つの物を作り上げる力の強さを…”
(M.H)