入試に関するお知らせ

山崎直子先生による教養講座が行われました

2018年06月21日(木)

6月18日(月)、全校生徒を対象にした教養講座が行われました。今年は、講師として元宇宙飛行士で、本校の理事でもある山崎直子先生をお招きして「宇宙、人、夢をつなぐ」という演題での講座となりました。

中学時代にアメリカの女の子と文通をしていたことやスペースシャトル「チャレンジャー」号の爆発事故に衝撃を受けたこと、それでも宇宙に寄せる人類の情熱を感じ取り漠然としながらも宇宙飛行士の夢を抱き始めたことを語られました。高校時代のテニス部での経験も、宇宙飛行士としての素養を築くのに役立ったとのこと。中高時代のお話は、生徒にも身近なものとして捉えることができていたようです。

お話はアメリカ留学時代や宇宙飛行士の訓練生時代と映像を交えながら語られました。やはり圧巻は宇宙での様々な経験に基づくものでした。宇宙飛行士ならではの言葉としては、興味深く聴くことが来ました。その一つとして、宇宙に出て実感したことがあります。それは、宇宙の広さを思い知らされ、わからないことがたくさんあるのだと気付かされたということ。そして、宇宙に限らずわからないことはたくさんあり、人生への視座として「ワンダフル:Wonderful」を挙げて下さいました。「Wonder(未知)+ful(たくさん)=すばらしい!」ということで、わからないからこそ面白いのであって、私達の将来も道が一つに決まっているわけではない。多くの新しい可能性に満ちている未来に向けて、一人ひとりがその可能性を探って行ってほしいとアドバイスを下さいました。

講演後には、質疑応答も行われました。星座は宇宙と地球とでは見え方が違うのかとか、宇宙から地球に帰還した後の体調はどうなるのかといった質問から、宇宙ステーション内でオナラをしたらどうなるのかといった珍質問まで、丁寧に応えて下さいました。