入試に関するお知らせ

キミ本大賞 第5回募集中

2018年10月01日(月)

讀賣新聞社の「読売中高生新聞」が2104年から募集している「君に贈る本大賞」(キミ本大賞)というものがあります。これは、全国の中学・高校の先生たちが生徒に最も薦すすめたい本を選ぶもので、本校も協力しています。昨年度のテーマは『21世紀を生きる10代へ』でしたが、残念ながら本校教諭の推薦したものは20冊のランキングには入っていませんでした。

第5回目となる今年のテーマは『友達とは?』。これから推薦書を選びますが、「友達」がテーマの本というと、今年の話題となっている『友だち幻想 --人と人の〈つながり〉を考える』(菅野仁著 ちくまプリマー新書)が挙げられます。発行は2008年3月と10年前のものですが、今年4月に日本テレビ「世界一受けたい授業」で又吉直樹氏が紹介したことから、様々なメディアで採り上げられるようになった一冊です。“友達”というものの重圧への対処法を示した良書ですので発行の10年後とは云え、評価されたことは喜ばしいことです。

この『友だち幻想』は本校の2011年2月の中学入試の国語の問題文としても採用していただけに、今年になってからの大ブレイクに、問題作成に関わった者としては、何やら嬉しい思いを抱いています。きっとこの本もランキングされることでしょう。

さて、今年は何を推薦しましょうか……。 文責:N.K.