入試に関するお知らせ

教養講座「ビルマの竪琴 朗読劇」が開催されました

2018年11月08日(木)

今年二回目の教養講座が11月7日(水)に本校講堂で開催されました。今回は、かまくら春秋社のご紹介で「ビルマの竪琴 朗読劇」を高校生全員で鑑賞致しました。「ビルマの竪琴」は評論家の竹山道雄が昭和22年に発表した創作童話です。それを伊藤玄二郎氏が朗読劇として再構成されたものです。題名にもなっている竪琴の演奏で「埴生の宿」を歌うことで、本を読むだけでは伝わらないことが、実感として味わうことが出来ました。
音楽と歌と語りで、捕虜収容所での「おーい水島、一緒に日本へ還ろう」の情景が目に浮かびました。また、作者が最も伝えたかった鎮魂への思いをしっかりと受け止めることができたようで、場内では感極まって涙する生徒の姿も散見されました。


左からピアノ演奏の倉本洋子氏、ソプラノの高野久美子氏、脚本を書かれた伊藤玄二郎氏、語りと竪琴の田中あつ子氏