入試に関するお知らせ

新・キタカマよもやま話No.001「学園創立者の思い」

2019年04月27日(土)

北鎌倉女子学園ホームページへようこそ。
何回かリニューアルを繰り返している学園ホームページ。
ちょうど10年前の2009年5月、「入試広報担当の北鎌よもやま話」として日々の情報を更新し始め、多くの方に閲覧していただきました。
最近ではどこの学校でもあたり前のように、新着情報をホームページで公表していますが、その先駆けでした。
ある程度の認知ができてきたので少し休止していましたが、このたび、「新・キタカマよもやま話」として、
週1、2回のペースで新たに変わりつつある学園のさまざまな情報を更新していきたいと思います。
是非「お気に入り」などに入れ、ときどき閲覧しにきてください。

早速のリニューアル第1回目は、「学園創立者の思い」です。
創立80年を迎えようかという北鎌倉女子学園ですが、50年前の30周年記念誌に寄稿して下さった、創立者額田豊(ぬたかゆたか)博士の言葉を引用します。
文責:H.O.

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三方をなだらかな丘陵に囲まれて明るい陽光に輝く古都鎌倉。この鎌倉に、かねてからの女子教育への抱負を実現するべく北鎌倉学園の前身、北鎌倉高等女学校を設立したのは昭和15年3月30日だった。所は北鎌倉駅にほど近い丘の上、周囲を松林に囲まれた8,300平方メートルばかりの一画であり、裏山からは富士の雄姿を望む別天地だった。

当時は開校早々のこととて設備万端不揃いであったけれども、このように絶好の環境に恵まれた上に、女子教育への熱意に燃えた優れた教員が集まって下さったために幸運なスタートを切ることが出来た。

幸いにも近ごろ女子教育の普及ぶりは目覚ましいものがある。しかし、この女子教育の実体が単に嫁入り道具かアクセサリーの一つでなければ結構である。なぜなら、高等教育を受けた女性の多くが、今なお感傷的、末梢神経的で、物事の本質を見究めようとせず、科学的な思考方法など思いも及ばぬものがある。このような現実を注視するとき、わが北鎌倉学園の教育使命もまた永遠に新しいものがあろう。
(以下省略)

(50周年記念館の中にある額田豊博士の銅像)