学園生活に関するお知らせ

インターアクトクラブ トルコ大使館訪問

2023年03月31日(金)

3月30日(木)、インターアクトクラブの代表生徒4名が、春休み前に校内で実施したトルコ・シリア大地震緊急支援募金で集まったお金をお届けするために、トルコ大使館を訪問致しました。藤崎理事長先生のご案内のもと、コルクット・ギュンゲン駐日トルコ共和国大使にお会いして、15万円の義援金目録を直接お渡ししました。 学園を代表して復興への祈りをお届けするという大役、そして実際に大使とお会いしてお話しすることができるという貴重な機会に生徒は大変緊張しておりましたが、ギュンゲン大使の優しいお人柄と私たちの思いを受け止めてくださる真摯なお言葉に心が和らぎ、被害の状況やこれから私たちが支援できること、日本に対する印象などについて質問することができました。 同席してくださったエスラ・オズベク一等書記官のご家族はトルコ国内で最も被害の大きかった地域にお住まいで、瓦礫の下から無事に救出されたというお話もしてくださいました。 話題は日本とトルコの交流の歴史にまで及び、1890年、トルコから日本へ派遣された親善使節団の船「エルトゥールル号」の遭難事件のお話へ。数ヶ月にわたる日本での滞在期間を終えて帰国の途についたエルトゥールル号は台風に見舞われ、和歌山県串本町付近を航行中に事故に遭ってしまいました。その際、多くの日本人が救助活動にあたったという出来事がトルコ国内では長く語り継がれ、今でも日本に対する感謝の気持ちを強く持ってくださっているのだそうです。大使館の玄関には、日本とトルコの国旗の間に、両国の絆を象徴するエルトゥールル号の模型が展示されており、ギュンゲン大使が丁寧に説明してくださいました。 困難に遭った時に助け合ってきた両国の歴史を学ぶことができた生徒たちは、とても感慨深い面持ちでギュンゲン大使のお話を伺っていました。