
音楽科最新情報
卒業生からのおたより 鈴木美祐さん ベルリンより
2014年04月10日(木)
北鎌倉女子学園中学音楽コース、高校音楽科の卒業生の鈴木美祐です。現在ドイツ国立ベルリ ン音楽大学(ハンス・アイスラー音楽大学)の大学院のピアノ科に留学しています。入学してから一年が経ちましたが、憧れていた西洋音楽の本場で勉強できること、一流の音楽がすぐ傍にあること(世界トップのオーケストラ、ベルリンフィルハーモニーの演奏を毎週のように10ユーロ前後で聴けてしまう!)、素晴らしいことがたくさんありました。といっても初めての海外生活、言葉の壁、文化の壁の数々・・・日 本で当たり前にできることがなかなかできず、生活するだけで大変な一年でもありました。学園のホームページを通して、皆さまにドイツの生活のこと、ドイツでの学生生活のことをお伝えしていければ・・、と思っています。
日本の4月は春、暖かい日射し、満開の桜…始まりの季節。ドイツは4月というとまだ道に雪が残っていることも多く、気温がまだまだマイナスなんてことも…幸い今年は早めに寒さが和らぎ、新緑が芽を出し始め、春らしい日々が続いています。ベルリンは北ドイツなのでとても寒く、基本的に10月から5月までは冬のようなものです。雪も降り、真冬にはマイナス20度まで下がることも珍しくありません。しかも日照時間も7時間ほどで、冬はいつもどんよりとした暗い空が街を覆っています。
ドイツ音楽には春にまつわる名曲が多いです。例えば優しく爽やかな雰囲気をもつベートーヴェンのヴァイオリンソナタ第五番「春」、ウキウキするような躍動感をもつシューマンの交響曲第一番「春」など…どの曲も春の喜びに溢れています。ドイツは冬が本当に暗く、そして長い。毎日毎日冬は憂鬱でたまらず、太陽の日射しが恋しかったこと!それがある日空が高くなり、日射しが射し込み、まるで全てが新しく生まれ変わるような生き生きとした生命感に溢れた春がやって来ます。そんな日は外に出ずにはいられません!ドイツの春とは日本とはまた少し違う、特別な季節だということを私は肌で感じました。
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