バレーボール部

体育館に寒さが戻りました。

2011年02月08日(火)

前回は試合がなくても部員たちが練習をがんばる姿を称えましたが、部活動を教育の一環としてとらえた場合、試合を通じて学ぶことも多いということも、もちろんあります。
練習は誰にとっても辛いものであり、それを乗り越えれば、それなりの自己満足が得られます。しかし、試合に負ければ、自分の練習の甘さや課題に気づくことができます。そうした自分の弱さに向き合い、次の試合で勝利を収めることができれば、達成感や充実感を得ることができます。その繰り返しで、人は成長します。
実際にはスポーツの世界は甘くないので、強いチームが勝ち続け、弱いチームが負け続けてしまうことがあります。選手が学生でまだ未熟な場合、勝者はおごり高ぶり、敗者は卑屈になってしまいます。それでは教育効果はありません。勝ったときには相手のがんばりも認める慎ましさ、負けたときには相手の優れているところを素直に認め、自らの反省としていく潔さを学ぶことができればいいなあと、指導者としては、考えています。学生スポーツにはそうした一面もあるのだと思います。