ワンダーフォーゲル部

尾瀬山行合宿報告〜その３〜

2011年08月26日(金)

８月10日（水）山の鼻〜至仏山山頂
04:00起床、04:20より朝食準備開始。気温は15℃。同時進行で昼食のおにぎりも作る。朝食は五目飯と魚肉ソーセージ、昼食用には梅五目まぜご飯。おにぎりは一人２個なので９人分、合計18個作る。05:10に「いただきます」をして片付けとテント内の整理整頓の後、06:15に出発。荷物はおにぎりと水筒、味噌汁用に水を２リットルとガスに鍋を分担して持つ。山の鼻の標高は1400m、これから目指す至仏山は2228m、標高差は828m。コースタイムは３時間となっている。研究見本園の木道を抜けると、たちまち階段状の急登となる。1685mほどの所で森林限界の表示板を脇に見て、07:00テーブルベンチで休憩。ここに来て２名の生徒が吐き気と頭痛を訴える。脈拍もかなり早く、軽い高山病の症状だったので、引率の女性教諭とともに山の鼻まで下山とする。山の鼻と至仏山山頂は、植生保護ため登りのみの一方通行だが、病気とあってはやむを得ない。本人達も残念であったろうが、無理して登るのは蛮勇というもの。６人になって07:20に出発。振り返ると尾瀬ヶ原の湿原の中に木道と池塘、それに雲がかかってはいたが燧ヶ岳まで見渡せた。前を見れば蛇紋岩の登山道が延々と続いている。湿原では時期の過ぎたニッコウキスゲの咲いている箇所もあり、また高山蝶のベニヒカゲも見られた。蛇紋岩は滑りやすく、背中は暑い日差しに照りつけられ苦労はしたが、09:25に山頂に到達。数人のお年寄りグループと親子連れがいたが、比較的余裕のある頂上で、しばし景色を堪能する。北東には燧ヶ岳、西には奈良俣湖、南東眼下には鳩待峠の駐車場も見えた。〜続く〜

写真　左上：日の出前のテントサイト　　右上：朝ご飯
　　　　左中：蛇紋岩のクサリ場　　右中：尾瀬ヶ原と燧ヶ岳
　　　　左下：ベニヒカゲと蛇紋岩　　右下：頂上での記念写真