ワンダーフォーゲル部

尾瀬山行合宿報告〜その２〜

2011年08月25日(木)

８月９日（火）山の鼻
山の鼻地区に隣接する研究見本園を40分ほどかけて散策。鳩待峠から山の鼻までは随分と大勢の人に出会い、“山ガール”風の女性も見かけたが、こちらには人影はわずかであった。その分、我々だけで存分に湿原を堪能できた。ニッコウキスゲはとうに時期を過ぎて実をつけた状態だったが、オコニユリやヒツジグサ、キンコウカが咲いた。ただ、ここもクマが出るようで警戒の鐘が随所にあった。至仏山もよく見え、明日への闘志が沸き上がった。散策後は三つある山小屋を見学。テントサイトに戻ると、我々以外に３つのテントが張られていた。16:00から食事の準備にとりかかる。今日のメニューはポテトサラダ、野菜炒め、炒め飯に味噌汁。６月に実施した千草庵での訓練の成果か、無駄なく調理が進み、17:00に「いただきます」。食後の片づけも手際よくできた。水はかなり冷たかった。このキャンプ場は水場がしっかりしているので有り難いが、もちろん洗剤の使用は厳禁である。17:45には片付けも完了し、しばしの自由時間とする。18:30頃には夕闇が迫る。山小屋の従業員も大勢出て来て盛んにカメラを向けていた。久々の夕焼けとのこと。夕焼け空を背景にイワツバメが飛び交っていた。19:00を過ぎるとたちまち暗くなる。ビジターセンターでのスライドによる説明会を期待していたが、週末だけの開催とのこと。ランタンとヘッドランプの下19:30からミーティング。明日は04:00起床、06:00出発とする。トイレや洗面を済ませて20:00にテントに入る。ちなみに、洗面といっても石けんや歯磨き粉は使用不可。20:30には完全に就寝した。〜続く〜

写真　左上：ヒツジグサ。　右上：オコニユリ。
　　　　左中：ここでもクマよけの鐘。　　右中：至仏山を背景に記念写真。
　　　　左下：晩ご飯です。　　右下：夕焼け空。