2015年07月24日(金)
山の鼻の至仏山荘前でしばし休み様子をみていましたが、車酔いの生徒の体調は芳しくなく、更に別の部員は先月の体育祭での捻挫で痛めた足の不調を訴えてきました。この状態で至仏山への登山は無理と判断し、尾瀬ヶ原の湿原散策にルート変更を決断しました。無理をして登るのは蛮勇というもの。事故があってからでは遅いのであって、諦める勇気が時には必要となります。
湿原散策の木道歩きと決めたため、時間的な余裕もできたので、隣接するビジターセンターに立ち寄り、しばし尾瀬の成り立ちの学習。山の鼻を出発したのが7:25。雲一つない青空の下、湿原の中の木道をのんびりと進んでいきます。真っ先に目についたのがニッコウキスゲ。鮮やかな黄色に生徒も歓声を挙げていました。他にもワタスゲ、オゼコウホネ、モウセンゴケなど事前に下調べした植物を実地で見ることに感動している様子で、盛んにカメラを向けていました。
立ち止まっては撮影、撮影をしては休憩なので、コースタイムを大幅にオーバーする始末。牛首分岐に到着したのが8:30、普段なら朝のHRが始まる時間です。5:30から行動しているので、同じ8:30でも朝の密度が違うものだと実感する次第。湿原を堪能しながら、東電小屋方面に歩を進めました。(その3に続く) 文責:顧問N.K.
写真左:山の鼻で記念撮影。 写真右:ニッコウキスゲと木道とその向こうに燧ヶ岳。
写真左:登る予定だった至仏山。 写真右:カラカネイトトンボとヒツジグサの葉。
写真左:食虫植物のモウセンゴケ。 写真右:イモリが泳いでいました。
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