ワンダーフォーゲル部

2016尾瀬合宿報告～その４～

2016年08月08日(月)

８月２日（火）～３日（水）鳩待峠～山の鼻
鳩待峠から山の鼻キャンプ場に戻る道は、前日にも通った道。荷物は少ないとはいえ、雨の降る中を下って行きました。15:00近くともなると、湿原に向かう人は皆無で鳩待峠へ登ってくる人ばかり。
15:30に山の鼻に到着し、今晩の幕営料の支払いのため至仏山荘の窓口に向かいました。９人分の料金7,200円を払おうと財布と出すと、お札は雨で濡れて張り付いている始末。「雨の中、至仏山に登って鳩待経由でたった今戻って来たところです」と言うと、「皆さん雨の中歩いてきて身体も冷えていることでしょう。テント場に２泊してくれていることですし、山荘の風呂を無料で使って下さい」とおっしゃて下さいました。これには生徒も大喜び。皆でお言葉に甘えたのは言うまでもありません。
17:00までは入浴も含めた自由時間とし、17:00から炊事の支度を開始。雨の降る中、トイレの軒先で炊飯をせねばなりませんでした。皆疲れていたので、レトルトのカレーだけ。予定ではポテトサラダも作るはずでしたが、その気力も体力もなく、無言でカレーライスを掻き込んだ次第です。一向に止まない雨を恨みつつ、18:00には湿った寝袋に潜り込みました。

翌３日（水）は前日の疲れもあり、05:00起床。幸い雨は上がっていました。
当初の予定では、竜宮経由で富士見峠に登りアヤメ平を通って鳩待峠に向かう予定でしたが、雨で濡れたテントや寝袋を背負って標高差500mを登るのは無理と判断し、直接鳩待峠に戻るルートとしました。その分、時間的な余裕もできたのでした。
～次回最終回に続く～　文責：顧問N.K.
※至仏山からの下山風景はカメラと取り出す余裕もなく、また雨でカメラの調子も悪かったため、１枚も撮影できていません。

３日、夜明け直前の燧ヶ岳。朝霧が幻想的な光景を作り出していました。

同じ場所から振り返ると、前日に登った至仏山が朝日に照らされて輝いていました。