ワンダーフォーゲル部

上高地合宿報告～その２～

2012年08月12日(日)

８月７日（火）徳沢
ここ、徳沢は元は牧草地であっただけに広々としたキャンプ場です。すでに幾つかの色とりどりのテントが張られていました。３つのテントを設営後、徳沢園名物のソフトクリームを味わいました。疲れた身体に甘味が染み渡ります。炊事開始まで時間があったので、梓川の河原まで散策をしました。川の水は澄んでおり、冷たさは格別。16:00から食事の準備を始めましたが、まずお湯を沸かすにも水が冷たいので時間が予想以上にかかりました。キャンプ場では洗剤の使用は一切禁止です。よって、晩ご飯は、今まで何回か炊事実習をした“めし袋”でご飯を炊き、カレーはレトルト、ポテトサラダもビニール袋の中で作ります。これにインスタントのコンソメスープを付けてできあがり。17:05に「いただきます」。お皿も洗わずに済むように、ビニール袋で覆います。その分ゴミは増えますが、そこは目をつぶりましょう。食後の片付けも迅速に終えて、あたりは漸く薄暗くなってきました。他のテントも食事中で賑やかです。真っ暗になる前に洗面を済ませますが、石鹸や歯磨き粉は使用しません。簡単なミーティング後、20:00就寝としていましたが、19:30には皆テントに入ってしまいました。寝袋に入ってうつらうつらしていると、テントの外から「流れ星だ」「いや、人工衛星だ」などの声がします。まだ20:00にもなっていませんでしたが、テントの外に出てみると“降るような星”という形容が実感できる星空のなか、ひときわ明るい光点が天空をゆっくりと南から北へ移動していました。一緒に引率の先生は理科の先生で、「あれは宇宙ステーションに違いない」と云っていました。（その３に続く）

梓川と穂高の峰々。　　　　　　　調理のまな板は、牛乳パックを開いたもので代用します。

カレーライスに、マッシュポテトの粉末から作ったポテトサラダ。具は魚肉ソーセージと青リンゴ。