2014年11月05日(水)
前回は、「飯ごうプリン」の作り方を紹介しました。好評だったので、『アルミ鍋でのご飯の炊き方』も紹介しましょう。(こちらも参照)
家庭でも土鍋を使ってガスコンロで炊いたり、キャンプでは飯ごうを使って薪や炭で炊くことはあるでしょう。そもそも、「なぜワンゲルでは飯ごうでご飯を炊かないのか?」とも質問されました。ワンゲルにも飯ごうは、「飯ごうプリン」でも使ったように、部室も1つあります。しかし、ご飯を炊くためだけに飯ごうを持っていくのは不経済なので、実際の山行には持参しません。多用途に使える鍋が重宝するのです。大小3つの鍋が入れ子式に収納出来るのも経済的で便利なのです。そういうことで、アルミ鍋でご飯を炊くことになった訳です。
さて、前置きが長くなりましたが、アルミ鍋でご飯を炊く方法を紹介しましょう。それほど難しいものではないのですが、それなりのコツがいります。
用意するもの
◇用具:アルミ鍋、ガスカートリッジ、ガスコンロ、重し石
◇材料:米(無洗米※)、水
※家庭では普通の米で構いませんが、山では米のとぎ汁を捨てるのも御法度なので、無洗米を使います。
①無洗米を鍋に入れ水に浸し20分以上置きます。
②規定の水を入れ、蓋に重石を乗せ、最大火力で一気に沸騰させます。
③分量・水温にもよりますが5~7分程度で湯気や吹きこぼれが見られるはずです。それは沸騰した証拠です。
④沸騰を確認後は、極最小火力で15分間炊きあげます。時々蓋を開けて様子を見てみます。
⑤消火後はご飯をかき回した後、蓋をして3分程蒸らします。そのまま鍋を逆さにするとよい、と書いてある本もありますが、我がワンゲルの鍋は構造上ひっくり返せないので、かき回します。
これで、焦げ付きも芯も残らぬおいしいご飯が炊けます。よく「はじめチョロチョロ、中パッパ、赤子泣いても蓋取るな」と云いますが、アルミ鍋の場合は構いません。一気に沸騰させることで鍋内部を対流させるのがミソのようです。蓋も長時間でなければ、ちょっと開ける位はOK。
11月8日、29日の高校入試説明会では、ワンゲルコーナーで山料理の実演をしますので、是非お立ち寄り下さい。
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