
2010年05月17日(月)
5月15日(土)、県高校総体初日。
谷口さん(高3)がやり投に出場しました。高3にとってはこれが引退試合です。
1投目自己ベストを更新する32m93。2投目はスクールベストにあと少しの34m16。
この時点で全体の11位。トップ8には35m後半の記録が必要でした。そして3投目。
スピードに乗った助走から最後の1投になるかもしれない投擲は、風にものり、36m21。
トップ8に残る大逆転の1投は、スクールベストを大きく更新するものでした。
決勝では記録を伸ばすことはできませんでしたが、
逆転の3投目に谷口さんの精神力とやりに込めた想いを感じました。
5月16日(日)、県高校総体2日目。
櫻井さん(高2)が走幅跳に出場しました。
昨年の後半から不調に苦しみ、今シーズンも記録的には不安を残したままの関東予選。
強い追い風の中、ハイレベルな戦いが予想されていました。
練習跳躍では動き、リズムともによく、不安は期待へと変わりつつありました。
1回目、その期待通りの5m39。
シーズンベストでもあり、十分6位以内(関東大会出場)に入れる記録です。
2回目5m37、3回目5m33と記録は伸ばせなかったものの安定したジャンプが続きます。
予選6位で決勝ラウンドへ。決勝に入ると、3年生がここ一番の集中力を発揮し始めます。
4回目に逆転され7位へ。この時点で6位以内には5m41以上の記録が必要でした。
そして5回目。集中した表情で助走に入ると、
追い風にのり、今まで苦しんできた踏み切りもジャスト。
観客からも歓声があがる5m53の大ジャンプで5位に順位をあげました。
自己ベストタイの5m53ですが、勝負のかかっていない記録会での5m53と、
県総体で逆転をねらっての5m53では価値が違います。
6回目も5m42の大きなジャンプでした。
例年なら優勝してもおかしくない記録での5位は誇れるものです。
県総体前半の2日間で2種目に入賞することができました。
谷口さんの3投目、櫻井さんの5回目、
ともに逆転を狙ったプレッシャーのかかる場面での自己ベストには鳥肌が立ちました。
精神的にも成長し、たくましくなった選手たちを誇りに思いました。
文責 陸上部顧問
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