ご挨拶

理事長からのご挨拶

理事長 藤崎一郎

2017年4月に理事長に就任しました。
私は、神奈川県で生まれ、学校に行き、その後外交官になりました。今から5年前に駐米大使を終えて、慶応大学、上智大学の特任教授や筑波大学の客員教授をしてきました。

これからの世の中の進む方向には、二つの特徴があります。

一つは、国際化です。
日本だけで片付く話は少なくなっています。芸術でも国際的に交流できると活躍の場は飛躍的に広がります。外国語が苦手だとかおっくうだとか言う時代ではありません。生徒には英語をまずものにしてほしいと思います。きっと努力は報われるとお約束できます。

もう一つは女性の自立です。
生活力を持ち、自分のことは自分で決める女性になってください。女性だから控え目にしなければいけないとかいう時代は過去のものです。もちろん女性としての気品を持って生きることは大事です。でもそれは堂々と自分の道を切り開いていくこととはけっして矛盾しません。

この国際化と女性の自立という二つの時代の要請に応えていく準備を中学高校時代から始めましょう。自分が一回限りの人生で何をやりたいか少しずつ考えていくのです。

私はこの学園の伝統を生かし清潔でイジメのない明るい学園としたいと思っています。生徒達がこの学園に来てよかったと心から思えるような環境をつくっていきたいと思います。皆さまのご協力をお願いします。

学園長からのご挨拶

学園長 柳沢幸雄

不確実な未来に向けて

北鎌倉女子学園の学園長に就任して2年が過ぎました。この2年間は新型コロナに翻弄された時間であったと同時に、学園の教育改革が着実に進んだ時間でもありました。

自主性、英語、施設、鎌倉を合言葉に進めてきた改革では、新型コロナの影響でカの鎌倉に根ざした活動は進みませんでしたが、施設、設備のリフォーム、更新などハード面での改革はほぼ完了し、改革が第1期から第2期へ移っていった時期でもあります。

の自立した、の英語に強いに加えて、全世界で700校弱、日本で10校が認定されているADS、Apple Distinguished Schoolに認定されている本校では、iPadなどのICT機器を使って、生徒の創造性、共同作業、分析的思考を引き出しています。

現在の小学生、中学・高校生が大人として生きる時代には、英語とICT、つまり情報通信技術は生きる上で欠かすことのできない技術となります。この2本の足に、一人一人の素質、得意な事を伸ばす教育によって得る自立性が、3本目の足となって生徒たちの将来の大きな成長と安定をもたらすと確信しています。

3本足の椅子は凸凹のどんな平面でも、ガタつくことなく安定して立ちます。生徒たちが保護者の皆さんの年齢になった時、どの様な社会になっているのか、どの様な技術、心構えが必要になるのか、細かいことは分かりません。

細かいことがよく分からない未来に対して、今我々が出来る事は、自分らしく生きる上で、経済に豊かに生きる上で必要と考えられる、最も基礎的な力を授ける事だと考えます。北鎌倉女子学園では、情報通信技術と英語は見通す事の出来ない未来において誰もが欠かす事の出来ない基礎的な技術、と考えています。さらに自分の素質を、自分の得意を現実の生活に生かして行くには、自主的に、自立的に必要なものを得るための行動をする事ができる心構えを培うことが必要です。

3本柱によって、どの様な社会状況のもとでも自分らしく、豊かに生きていける生きる力が身に付く教育を進めていきます。ご協力をよろしくお願いします。

なお北鎌倉女子学園のYouTubeに、学園説明会で北鎌倉の教育の具体的な内容を説明した動画をアップしています。ご覧いただけると幸いです。

学校長からのご挨拶

学校長 佐野朗子

自然に包まれた北鎌倉の丘陵で伝統をつないできた本学園は、創立80周年の2020年を節目に「のびやかな自立した女性を育む」を教育理念として、新しい学園に生まれ変わり、その改革が形になりつつある2022年4月に、私は校長として着任いたしました。生徒が楽しく充実した学園生活を送ることを最優先に考え、教職員がチームとなって生徒に寄り添いながら、新しい取組を進めています。

先駆けて取り組んでいるICT教育では、ipadの活用はもちろんのこと、3Dプリンターやプロジェクションマッピングなどの新しいテクノロジーを取り入れ、真のグローバルな視野で推進している英語教育は、4人のネイティブの教師が英語を身近に感じられるよう様々な工夫を施しているほか、世界を身近に感じる企画を用意しています。地域や保護者の皆さまのご理解とご協力をいただきながら、伝統文化を学び基礎的な学力を身につけて、知的好奇心を刺激するフレキシビリティな個別最適化された学びに取り組んでいます。

リニューアルした学び舎は生徒の明るい声や音楽にあふれています。放課後や土曜日は、部活動で汗を流し、音楽棟のレッスン室での自主練習やホールでの定期演奏会を開催するなど、ニーズに合わせて時間を有効に活用して皆が感動を共有し豊かな心を育んでいます。
明るく穏やかな教育環境で、生徒一人ひとりが人生で一番光輝く大切な時期を生き生きと過ごし、未来を生きるチカラを備えて夢にチャレンジできるよう全力で応援してまいりますので、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

著名人からのメッセージ