
2010年11月25日(木)
11月24日(水) 本校音楽ホールにて、公開レッスンが行われました。これは高校音楽科の授業の一環として毎年著名な音楽家をお招きして行っているものです。今年は昭和音楽大学准教授の奥村晃博先生をお招きし、ピアノ専攻の生徒2名のレッスンをして頂きました。
J・Sバッハの平均律第1巻第23番ではレガートで各声部をたっぷり歌って弾くこと、声部間の関係を丁寧にレクチャーして頂きました。ショパンのロンド作品16では基本的なテクニックから装飾的なパッセージの弾き方、音の響かせ方、ショパン独特のテンポの揺らし方など、とても分かりやすく教えて頂きました。生徒の演奏も見違えるほど素敵になっていきました。レッスンを通して奥村先生が仰っていたことは、ピアノも他の楽器も根底にあるのは「歌」であるということです。「歌」があって初めて楽器の音は音楽になるというお話には、聴講していた生徒たちもはっとさせられたことでしょう。歌う心を大切に演奏していきたいと思います。 文責 W.J.
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