
2010年11月29日(月)
11月29日(月)、高校2年生が鶴岡八幡宮の方々による雅楽の演奏を聴きました。
本校では総合プログラムの一環として優れた日本古来の芸術に触れるということで、
高1の狂言教室に引き続いて実施しています。
鶴岡八幡宮では毎年9月の例大祭に本学園コーラス部が舞殿で歌を奉納するという交流があり、
その御縁で今年で15回目を数えます。
雅楽の調べはどこかで耳にしたことがあると思われますが、
直接演奏されるのを聴く機会はめったになく、貴重な体験でした。
越天楽の調べが流れると、ああ結婚式でよく奏でられる曲だと聴き入り、
小学校唱歌の紅葉も笙・ひちりきや太鼓に合わせて皆で歌い、
源実朝の歌にのせて巫女さんが舞う萬代の舞は宮中で舞を楽しむ貴族になったような気分でした。
楽器の解説もあり、特に和音を受け持つ笙は、リードをろうで固めてあるので、
炭火で暖めて演奏するというのは、日本古来の楽器ならではの接し方として興味深いものでした。
千年以上も前に成立した悠久の調べに魅了されたひとときでした。
文責 高2学年主任