
2011年04月06日(水)
校門の桜が今年も綺麗に咲き始めました。まだ三分咲きですが、入学式の8日には見頃となることでしょう。ただ、3月11日の大震災のあった後だけに、複雑な思いも隠せません。『年年歳歳花相似 歳歳年年人不同 (年年歳歳花あい似たり 歳歳年年人同じからず)』という漢詩の一節が別の意味をもって浮かんできます。『毎年美しい花は同じように咲くが、この花を見る人々は毎年変わっているのだ』今年の桜を見ることができなくなってしまった人々がいかに多いかを考えるにつけ、胸が痛んでなりません。今尚、行方不明の方、避難所暮らしの方、そして学校そのものを失ってしまった生徒。そうした中、私たちは、学校で学べることに対し、感謝の念を忘れてはならないでしょう。今、私たちに出来ること、しなくてはならないことは何かをしっかりと見据え、新たな気持ちでこの桜を愛でたいと思います。
文責:N.K.
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