入試に関するお知らせ

北鎌よもやま話No.88「学園の四季について」

2011年06月04日(土)

平成3年に北鎌倉女子学園は創立50周年を迎えました。10月18日に披露された歌が、第二校歌ともいえる「学園の四季」です。別名を“五十周年賛歌”と言います。
作詞は、歴代の校長先生の中の紅一点、第9代校長の宮澤文惠先生です。先生は、校歌の歌詞を書かれた荒川修一郎先生と同じく、国語の先生であると同時に優れた歌人でもあります。学園の四季の歌詞は、5・7・5・7・7の短歌が4首、それぞれ春夏秋冬の北鎌倉の情景を歌い上げています。
作曲は、音楽科第8期卒業生で、現在音楽科講師をされている太田彌生先生です。太田先生は、日本で最も権威のある日本音楽コンクール作曲部門第2位に入賞されたこともある優秀な作曲家です。
ハ長調、4分の4拍子のこの曲は、四分音符=96(さわやかに)の速度記号のように、本当に爽や、かつロマンティックな曲想をもっています。音楽科の生徒たちは、この曲が大好きで、いつも心を込めて歌います。特に、この曲の特徴は、春夏秋冬を表した各節の中で、冬が最も盛り上がるところだと思います。寒い冬になっても心は温かい、北鎌倉女子学園の生徒たちに相応しい名曲と言えます。   文責:H.Y.