入試に関するお知らせ

合唱コンクール講評

2011年10月01日(土)

今年度の合唱コンクールが無事(?)終わりました。
毎年、大船にある鎌倉芸術館大ホールをお借りして9月下旬に開催している本校の合唱コンクールは、
一般に公開してはおりませんが、多くの保護者の方々にもお越し頂き盛り上がる学校行事の一つと言えます。
何事でもそうでしょうが、時間をかけ努力をしてきたことの発表というものには熱が入るものです。
ましてや、コンクールともなれば競い合いですから当然です。
ただ、本校の合唱コンクールは、一人一人の生徒がもともとおとなしく上品なためか、
怒鳴ったり、唸ったり、叫んだりしなければならないような曲を選んだりはしません。
したがって、女の子らしい優しい曲が並び、表現もおとなしく穏やかだと言えます。
そのため、内に秘めた情熱を感じさせるクラスはありますが、
全体的にはやや迫力に欠けてしまうクラスが多くなってしまうのも事実です。
そこで、最後の講評でも言ったのですが、まず、響きのある良い声を作る努力と工夫を一人一人が時間をかけてすること。
第二に、指揮者・伴奏者の生徒は選んだ曲の「設計図」を作り、それに沿って徹底した練習をすること。
そして、「一人では合唱はできない」という自覚のもとに皆で協力し合うこと。
合唱をすることは本来楽しいことです。
前述の三つのことに気を配りながら、とにかく楽しく自信をもって歌ってほしいと思います。
音楽科主任