
2012年01月10日(火)
明けましておめでとうございます。本年が皆様にとって、良い年になりますよう先ず願いたいと思います。
本日は中一から高三までの全校生徒が集う本年度最後の式です。
高三生の思いを後輩達に伝えたいと思います。高三のホームルームノートに複数のクラスで取り上げられていた事が三つあります。
その三つが高三生から後輩達へのメッセージです。
一つ目は、この学園で得た大切な宝物は友達だよ、というメッセージです。
「北鎌倉女子学園に通い色々なことがありましたが、たくさんの明るくて心優しい友達に出会いました。
どんなにつらいことがあっても、朝、教室に入ったら楽しいことばかりで、そんな毎日が当たり前になり、あっという間に高三の12月になってしまいました。」
というものと
「高校生活も残りわずかとなってしまいました。六年間、いろいろなことがありました。
辛かったこと、苦しかったこともありましたが、それ以上にたくさんの良い思い出ができました。
そして何より、素晴らしい仲間と出会えたことが最高の思い出です。6年間、あるいは3年間、ずっと一緒に過ごしてきた時間は、一生の宝物です。」
俳人の正岡子規は、その随筆の中で19人の友達をあげて色々に名付けています。
愛の友と書く愛友、良い友と書いて良友、好きな友が好友、尊敬できる友が敬友、
学生時代から親交のあった夏目漱石は畏敬の畏、おそれ心服するという意味の畏友と呼んでいます。
高三のお二人が言っているように、友達は一生の宝物です。良い友が多いほどその人の人生は豊かになります。友達たくさん作りましょう。
二つ目は、今一番やりたいことは勉強です。というメッセージです。
10月1日の後期始業式の時に、日経新聞の子供ニュースプラス1“この秋に一番やりたいこと”ベスト5の話をしました。覚えていますか。
その時の感想です。
「今回の校長先生のお話は秋にやりたいことについてでした。
今年は受験生ということもあり、わたしのやりたいことの第1位には勉強を入れておきたいと思いました。」
「今の高三の私達にとっては秋一番したいことは勉強だと思います。」
このような高三生の勉強への真摯な態度が自然と後輩達へ伝わっていくものなのですね。
12月21日の授業納の時の感想に中三生がこう書いています。
「今日で今年の学校が終わりました。高校生のスペリングコンテストの結果を聞いてすごいと思いました。
やっぱり北鎌の先輩方はすごい努力をして勉強を頑張っているんだと思いました。なので私も見習いたいと思います。」
9月1日の授業始の高二生の感想です。
「夏休みが終わりました。私自身みなさんのように、誰かのためにボランチア活動をしたり、誰かの助けになるということがあまりできませんでした。
しかし、私自身、部活・特講・勉強をがんばることは出来たと思います。
高三の先輩方のように10時間以上の勉強はできませんでしたが、
この夏、勉強に対して“おもしろい、もっと頑張らなくては”などといった気持になり、勉強の意識が変わりました。
来年は受験の夏です。高三の先輩方のように私も頑張りたいと思いました。」
高三の先輩方のように私も頑張りたいという後輩の言葉素晴らしいですね。勉強の面でも高三生が模範になっています。
後輩たちは高三生の後ろ姿をみて追いつこう追い越そうとしています。
高三の皆さん、いよいよこれからが、大学入試本番です。自分の為にも後輩の為にも頑張って下さい。
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