入試に関するお知らせ

1月10日(火)授業始めの式 校長先生のお話全文 その2

2012年01月10日(火)

三つ目は、生徒会役員引き継ぎの時の感想です。
学園への誇り、愛校心について触れています。
「今日の朝礼の本題は、生徒会の新役員の任命でした。
今まで見慣れていた会長や役員の方々から、新しい1年生・2年生へのバトンタッチに少し寂しさを感じましたが、
新しい生徒会役員のみなさんのやる気やこの学校をもっと良くしたいという思いが強く伝わってきたので、安心して引き継いでいただくことが出来たと思います。
校長先生のお話にもありましたが、入学したばかりの1年生が“学校へ来ることが楽しい”と思ってくれていることに私も嬉しく、
更に北鎌倉女子学園に在学していることに誇りを持てました。
ずっとこのような素敵な学園であって欲しいです。」
この方は後輩に集団と個についての大切なメッセージを送ってくれていると私は思います。
学校やクラスや部活などの集団の性格や雰囲気は、それを構成している個々が作りますが、同時に集団によって個が作りかえられていくのです。
集団と個は密接な関係にあるのです。
学校の場合には、その学校の生徒一人一人が自分の学校に誇りを感じていれば、その集団は誇り高き集団となります。
誇り高き集団に属している個である生徒は、集団の性格や期待するものに沿うようになろうと努力していきます。
集団と個の両方がどんどん伸びていきます。このような高三生の思いが後輩に見事に伝わっています。
高二生の感想です。
「今回の朝礼で私も誰か人の為に努力をしていける人になりたいと思いました。私は入学前までこの学園の事を全く知りませんでした。
志望校は次々に落ち、一回も見学や説明会にも行ったことのない学校に入学することになった私は、本当に不安でいっぱいでした。
ですが、入学後、先生や先輩方、友達が温かく迎えて下さったおかげで、その不安はなくなり、今では本当にこの学園が大好きです。
なので、演説の中での“大好きな学園”という気持ちが、とてもよくわかりました。
これからも皆が“大好きな学園”を保ち続けられるよう北鎌生として勉強や部活など様々なことに頑張っていきたいと思います。」
高三生の学園を誇りに思う気持ちが、大好きな学園を保ち続けようという下級生の言葉になってみごとに伝わっています。
皆でもっともっと良い学園にしていきましょう。