入試に関するお知らせ

北鎌よもやま話No.143「内山岩太郎翁の銅像」

2012年06月18日(月)

今回は、キタカマよもやま話というより、神奈川私学の話となります。神奈川には私立中学校高等学校は141校(私学協会登録)あります。近代日本における初の私立学校も神奈川から始まりました。そして、先の大戦を経て、神奈川私学の再興に尽力されたのが、今回紹介する内山岩太郎翁です。翁は、1890年に群馬県に生まれ、戦前は外交官として活躍され、戦後民間選出の神奈川県の初代知事となりました。様々な文化事業を進め、勲一等瑞宝章を1966年に受章されています。神奈川私学にとっても中興の祖とも云える存在で、その功績を讃え、1975年、横浜駅西口高島台の私学会館の敷地内に、高さ5.5メートル(台座を含めると8.6メートル)の銅像が建立されました。しかし、建立後36年が経過しており、近い将来の大規模地震発生予知により倒壊の恐れが心配されることから、安全の面から銅像を撤去することになりました。(詳細は私学協会のHP こちら へ)
横浜のランドマークとしても長らく親しまれてきました。神奈川の私学の生徒、卒業生、教職員にとっては、忘れ得ぬ存在でもあります。それだけに残念ではありますが、“安全上”と云われては、やむを得ないことでしょう。撤去工事は7月2日からとのこと。今が見納めですよ!!  文責:N.K.

神奈川私学が一堂に会する「全私学展」は7月16日開催です。
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