
2012年06月25日(月)
先日、大学4年生になった卒業生がぶらっと遊びに来てくれました。
卒業後、途中で大学をかえたりと苦労していたので、就職活動はどうしているかなあと心配していたところです。
聞けば某一流金融企業に就職内々定がでたとのこと。
やっぱり高校時代から鍛えてもらいましたから・・・と笑ってこたえてくれました。
クラスのHRでも少し語ってもらいましたが、やはり自信に満ちた「いい顔」をしていました。
就職体験記を投稿してくれたのでそのまま転記します。
「先生どうしよう…」受験に大失敗した当時の私には、
これから進路選択をする高校1年生の皆さんに、
内々定のご報告と「その失敗があったからこそ、今の自分がいます」と胸を張っていえるようになるとは、想像にしないことでした。
先生も、私以上にそう感じていたと思います。
私は1年半前、受験失敗のリベンジとして、転入学試験を受験しました。
試験までの約半年間は、塾の受講費をアルバイト代で賄いながら、学校、塾、アルバイトの生活を送りました。
成績は夏まで全く伸びず、合格は難しいと言われ続けていた中で合格できたのは、今まで逃し続けてきた運か、奇蹟だったのかもしれません。
就職活動では、「学生時代頑張ったこと」「自己PR」「困難を乗り越えた経験」が必ず聞かれます。
全国大会出場や、サークルの優勝経験など、華々しい結果を残した経験を持つ学生が沢山いる中で、
私にはそんなものはひとつもありませんでした。
でも、「転入学合格」という小さな成功であっても、それに向けて自分なりに工夫し、精一杯努力して得た結果は、
結果の大きさの違いに卑屈になるのではなく、「あの時こんなに頑張れたのだから、きっと大丈夫」と自分を信じる強さに繋がっていました。
こんな偉そうなことを書いていますが、私がここまでなんとか進んでくることができたのは、「周りの人に恵まれたこと」の一言に尽きます。
3人兄妹の真ん中で生まれ、特別裕福な家庭ではない中で、
それでも私の希望を叶えるために、一生懸命サポートしてくれた両親、
「どん底を経験したら、後は上に上るしかない」と言って、
私を励まし、支えてくださった先生、高校、大学時代の友人がいなければ、今の私は絶対にいません。
久しぶりに母校を訪ね、先生と生徒との距離の近さを実感し、
そんなアットホームな学園だからこそ育むことができる、友人だけではない縦の絆も大切にしていってほしいと思いました。
大変なのは、これからかもしれません。
陰ながら応援しています!
他の就職活動組も頑張れ!吉報を待っています!
文責 O.H.
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