入試に関するお知らせ

北鎌よもやま話No.146「ビブリア古書堂、主人公の母校は何処?」

2012年06月27日(水)

北鎌倉を舞台とした「ビブリア古書堂の事件手帖」(三上延著メディアワークス文庫)の第3巻が先週発行されました。以前も紹介しました(2011/12/05よもやま話No.108参照→こちら)が、第1巻からの累計が300万部を超す売り上げで随所で採り上げられているシリーズです。2巻には、学園坂下信号脇の三嶋屋と思われる鍛冶屋が出てきたり、3巻でもスリーエフ北鎌倉店と思しきコンビニが出てきたりします。その3巻で何よりも驚いたのが、巻頭にある篠川家の家族写真を描いたイラスト(画:越島はぐ)です。主人公の篠川栞子さんが“聖桜女学園”中学校時代という設定で、お下げの三つ編みにネクタイ式のセーラー服で描かれています。いかにも我等が北鎌倉女子学園のセーラー服に酷似しているではありませんか!! これを見た生徒も教員も驚喜している次第です。
尤も、第2巻には「中高一貫のカソリック系女子校」「最寄り駅が大船」とあるので清泉女学院のような描写でもあります。とは云え「アクセサリーの類はおろか、髪をしばったゴムにも飾り一つ付いていない。私服にもかかわらず、完璧に校則の範囲内」ともありこの辺りは北鎌倉女子学園のようでもあります。
ストーリーは前作同様、古書にまつわる人間模様を軸に展開します。ミステリー仕立てとは云え殺伐としたものではなく、心温まる佳品群に時を忘れて読みふけってしまいます。こんな古書店が北鎌倉にあったら、私もきっと常連の一人になっていたことでしょう。  
何にせよ、皆様もご一読あれ。  文責:N.K.

『ビブリア古書堂の事件手帖』公式サイトはこちら

第3巻の表紙。           これが、問題の篠川家家族写真イラスト。左端が栞子さん。
 
袖のカフス部こそ違いますが、キタカマセーラー服です!!