
2012年07月25日(水)
先日、「南国に住むような鮮やかな色の鳥が記念館前に死んでいる!!」と職員室に生徒が飛び込んできました。行ってみるとカワセミでした。“南国”でも“稀少種”でもなく、近隣の都会でも密かに見かけるようになった美鳥です。見る角度によって翡翠(ひすい)色の輝きが変わる羽根の色は構造色といわれ、蝶や甲虫やグッピーなどにも見られる発色の不思議さを秘めています。“空飛ぶ宝石”の異名を持つカワセミが、なぜここまで来て、絶命していたのかは謎です。よく見ると亡骸のすぐわきには小魚が落ちていました。綺麗に磨かれた記念館の窓ガラスに気づかず激突したのでしょうか。朝餉の途中だったのでしょうか、それともヒナのためにエサを運んだのでいたのでしょうか。エサの魚は学校下の小袋谷川から捕ってきたのかもしれません。くちばしの色から判断すると雄のカワセミでした。
カワセミの話が本校で話題になった際、実は建長寺など近隣の寺院でも目撃情報があるという話が出てきました。北鎌倉の周辺は、本当に自然がいっぱいです。また、元気なカワセミに会いたいものです。
細長くなっているのは飛行形態のまま死後硬直したため?
別な場所で撮影したカワセミ。通常は丸い印象があります。
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