
2012年11月06日(火)
秋の日射しのふりそそぐ中、11月恒例の「教養講座」が行われました。
今回は、日本財界のリーダー出井伸之氏をお迎えしての開催となりました。
演題は『新しい社会を生きるみなさんへ』。
わかりやすく、やさしく語られた中に、多くの真実があり、高3・2・1の生徒たちの心が潤された、豊かなひとときとなりました。
EXILEから始まり、生徒たちの心をつかみ、秋元康氏の美空ひばり「川の流れのように」の歌詞へと移る頃は、
保護者の方たちの心をもつかみ、緊張をほぐしてのスタートでした。
「自分ができる、これというものを探し、自分の可能性を、自分自身で切り開いていく」「失敗が大事」、
「自分が社長だとしたら自分の体にどのような命令をするか」などなどご自身の体験を織り込みながら、
若い方々の実例を引きながら丁寧にお話をすすめてくださいました。
そして、若者へのあたたかい心と沢山のアイディアの提示に、生徒たちの心は惹きつけられていきました。
40分の講演後の質問は、その時間をしのぐものとなりました。
「この国の見方」「高3としての不安の対処法」「女性の世界進出」「芸術に対する考え」「家族との関係」などなど多岐にわたり、
それは、出井氏の魅力、講演の内容の充実さを十二分に物語るものでした。
また、質問は生徒の昼食時間をはるかなすぎても後を絶たず、司会からの時間制限をもって打ち切られました。
これらの素直な質問から、殊の外、人生を考え、人生に立ち止まって考えている生徒の姿がうかがえて、新鮮でありました。
と同時に、それを自然と引き出されている出井氏の人間力の大きさに感銘を受け、
出井氏が現在なされていらっしゃるお仕事、
「若きベンチャーの育成・躍進を仕掛けるコンサルティング」の一端を垣間見せていただいた1時間半でした。
よい時間を過ごすことができ、心より感謝申し上げます。
文責 高3学年主任
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