入試に関するお知らせ

北鎌よもやま話No.166「江ノ電を救ったヒロインは北鎌卒業生だった!」

2013年01月22日(火)

 江ノ島電鉄極楽寺駅で元旦に起きた土砂崩れで、非常ボタンを押して大事故を防いだのは北鎌倉女子学園の卒業生、岩本麻依さんでした。
 岩本さんは同じく北鎌の卒業生の平戸佐月さんら友人と3人で鶴岡八幡宮に初詣へ行ったあと、駅のホームにいて遭遇。近くにいた女性に「電車が来る。停止ボタンを押して」と言われ、ホームを走って、ボタンを押しました。電車は時速40キロで駅に向かうところで、運転士が非常ランプに気付いて停止させたのは50メートル手前。約100人の乗客に怪我はありませんでした。
 岩本さんらは名乗ることなく現場をはなれましたが、事故の状況は乗客らが写真とともにツイッターで伝えました。江ノ電は「通報がなければ大事故の可能性もあり、感謝しきれない」と通報者探しを開始。ポスターを貼り、同社サイトに掲載。鉄道会社に勤める男性も「ひとごととは思えない」と江の電の動きをツイートした。
 こうしたツイッターに関心を持った京都のコピーライターが8日、複数のツイートをまとめて見せるサイトに「感謝よ届け!元日に江ノ電極楽寺駅を救ったヒーローは誰?」という「まとめ」を作成。翌日には2万ビューを集めた。岩本さんと当日一緒にいた友人の目にとまり、ネットで話題になっていることを聞き、名乗り出ることになった。
 知らぬ間に話が広がっていることに「大それたことをしたつもりはなかった。電車を止めたのは私だけの力ではありません。あの場にいた全員のファインプレー。」と戸惑う岩本さん。江ノ電から感謝状をいただきました。 こちら(江ノ電HP)も参照下さい。  文責:M.U.

江ノ電本社にて感謝状を受け取る岩本さん(写真はツイッターより転載)