入試に関するお知らせ

北鎌よもやま話No.199「干し柿作り」

2013年12月13日(金)

学園の敷地内には2本の柿の木があります。一本は中学校舎の裏にあり、年によって数の差はあるものの毎年甘い実を実らせています。(クラスこぼれ話 No.75参照
もう一本は、高2校舎の向かい側の庭にあるのですが、これが渋柿なのです。たわわに実り、色こそ見事なオレンジ色なのですが、その渋さといったら口のなかがしびれてしまうくらいです。それでも何とかしようと、干し柿作りに挑戦しました。挑戦したのは畑作りに精を出していた2年菊組の面々(こちらも参照)。
11月20日に収穫し、まずは、どれくらい渋いかを試食しました。
そのうえで、皮をむいた実を熱湯につけて、窓辺に干すこと2週間。見た目は干し柿らしくなりましたが、中にはカビらしきものが…。どうやら沸騰したお湯につけるところを、ただの熱いお湯で済ましたのがいけなかったようです。また、鳥に食べられることを恐れ、室内に干していたのも良くなかったのかもしれません。
そして、3週間強経った12月13日、試食会と相成りました。数が少ないので小さく切り分けて食べましたが、糖度は抜群で凝縮された甘みが口いっぱいに広がり、3週間前の渋さの片鱗もありませんでした。
今回は7個干したうち、上手くできたのは3個に留まりましたが、来年には再挑戦したいと生徒も教員も決意を新たにし、試食を終えました。  文責:N.K.


写真左:干して2日目(11月22日)    写真右:11月28日、まだまだ堅そうですが、少ししわが寄ってきました。

写真左:12月11日、水分も抜けて美味しそう!!    写真右:12月13日、見事なアメ色です。切り分けた断面です

切り分けた干し柿(右下)だけでは寂しいので、富有柿も切り分けました。