
2014年03月20日(木)
中学1年生は、13日と14日に埋蔵文化財センターの方々のご指導のもと、“勾玉作り”を行いました。
始めてみると思ったよりも、ひもを通す穴あけに苦戦している様子でした。
生徒たちの感想を一部紹介いたします。
・私たちが1個作るのにこんなに苦労したものを、昔の人は手作業だけで何個も作っていたのかと思うと、改めて現代の便利さを感じました。(桜組 M.Iさん)
・勾玉作りをしている時は、タイムスリップして古代の女性になった気分でした。石に穴をあける作業はとても大変だったので、昔の人たちの苦労が分かったような気がしました。なかなかできない体験だったので、とても良い経験になりました。(桜組 A.Sさん)
・穴あけ・成形・整形と、さまざまな工程を経てできる勾玉は努力の結晶だと思いました。また、勾玉は色やツヤに深みがあり、ずっと見ていてもあきないので、良い経験ができて良かったです。(桃組 M.Iさん)
・昔の人々が穴をあけるのにもこんな大変な作業をしたなんて、作ってみるまでは思っていなかった。今の自分たちは少し短気なのではないかと思った。(桃組 F.K)
・勾玉作りを一言で言うと、「とても難しかった」です。穴を開けるだけでも、私は1時間以上かかりました。現代の技術はすごいな、と思いました。(藤組 H.K)
・勾玉を作って、弥生時代・古墳時代の人々の苦労が分かりました。同時に、当時の人々はどのような思いで権力者のために作ったのだろう、と考えました。(藤組 S.S)
実際に自分たちでやってみることで、古代に思いを馳せることができたようです。また、今の自分たちの生活への振り返りにもなったようです。
開始から約3時間後、「できたー!」という歓声と笑顔がそれぞれの教室にあふれました。
埋蔵文化財センターの方々、ありがとうございました。(文責 A.T)