
2014年11月06日(木)
11月4日(火)、高校1年生を対象とした狂言教室が、本校講堂を能舞台に見立てて行われました。当日は、公益財団法人鎌倉能舞台の中森貫太先生をお招きしての教室となりました。
はじめに中森先生から能と狂言の違いや、能の歴史的意義のお話を伺いました。実際に能舞台で使われる鼓や面、衣装を見せてくださり、百年単位の世代を超えた時の流れの中で受け継がれてくる伝統を示して下さいました。「能面のよう」という慣用句は、一般に「無表情」を意味しますが、実際に中森先生が能面を手に取って説明なさると、実に表情豊かになることもわかり、新鮮な驚きをも感じました。
能の説明の後は、狂言の鑑賞しました。今回の演目は「附子(ぶす)」でした。舞台上での言葉は古語になりますが、事前学習をしていたことと、何より演者の滑稽な動作や声色に、生徒席からは、理解した上での笑いが絶えませんでした。
その後のワークショップでは、舞台上に生徒14名が立ち、同時にフロアーの生徒も一緒に立って、所作を習いました。立ち方や笑い方、また「附子」の中の動作を狂言師の先生と一緒に演じて、狂言の一端を知ることもできました。 文責:高1主任N.K.
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