

2014年11月17日(月)
11月17日(月)、今年度第2回目のはるひ会講習会「秋の和菓子作り講座」が行われました。
講師として、北鎌倉のたからの庭に工房をおく「創作和菓子 手毬」の御園井裕芙子先生をお迎えしました。御園井先生は、国内外で活躍され、工房での講座もすぐに満員になってしまうくらいの人気振りです。
直接御園井先生から手ほどきを受けられる、またとない機会でということで、26名の保護者が参加しての講座となりました。
まずは、上生菓子の由来の説明の後、煉りきりの扱い方のお手本を皆で拝見しました。初めのうちは、緊張の面もちでご覧になっていたお母様たちも、餡や煉りきり生地をこね始める頃には、互いに声を掛けて手元を見せ合ったり、先生に質問したり、和やかな雰囲気で作り上げていきます。
今回は、白い生地の下からほんのりとピンク色が見える「つつみぼかし」という技法で「てまり菊」を三つ作りました。餡を生地で包み込み、三角の棒状のへらを使って16の花弁を表現し、最後に花芯と葉をつけて完成です。
お互いの力作を誉め合い、三つのうちの一つを試食することに。参加したお母様たちも満足気な様子で賞味しておりました。
和菓子は『目と舌とで楽しむもの』と言いますが、今回は自ら作ることで、指先と心でも楽しむことができました。文責:N.K.

写真 左:御園井裕芙子先生(中央)と真剣な面持ちでメモを取るの参加者。
写真 右:煉りきりをこね始めると、楽しげな会話と共に、色、形もとりどりの作品が仕上がっていきました。

写真 左:包餡。煉りきりの生地を手のひらで伸ばし、こし餡を包み込んでいきます。
写真 右:三角のへらで菊の花弁を表現します。力の入れ具合が難しかったようです。

写真 左:16花弁を入れている途中過程です。
写真 右:完成!! 中央の花芯を、三角へらの凹部で押し込み、抹茶羊羹で作った葉をそっとのせました。
※「創作和菓子 手毬」はこちらを御覧下さい。