

2014年11月18日(火)
11月14日(金)に高校生対象の教養講座が行われました。今年は、IOC国際オリンピック委員・JOC日本オリンピック委員会会長の竹田恆和氏をお招きして、「東京2020オリンピック・パラリンピックに向けて」というテーマで講演が行われました。招致決定後ますますお忙しくご活躍中ですが、本校にいらしてくださいました。
歴史に残る数々のオリンピック名場面の映像に続き、JOCの歴史とその活動、2020年招致活動、招致決定後の活動、オリンピック開催の意義についての話がありました。2020年東京オリンピック決定に至るまでには、招致活動の改善、東日本大震災・原発に対する世界中の懸念の払拭、国民の支持率向上などいくつもの課題があったそうです。2020年の東京オリンピックは日本が世界のリーダーシップをとる国であることを示す意義があり、開催国に残される有形無形の遺産legacyをオリンピック後にどのように活用するのかを多面的に考えて準備に取り掛かっているそうです。Olympic spiritを広め、スポーツを通して子供たちが未来に夢を持てるように、世界中の子供たちにスポーツのできる環境を作りたいというメッセージがありました。選手たちの厳しいトレーニングの話に触れ、「練習は不可能を可能にす」とおっしゃった言葉は、何よりも高校生たちに人生へ励ましとして心に残ったことと思います。
最後に生徒からの質問にも率直に答えてくださいました。文化の異なる外国人との触れあい、オリンピックで扱われる種目の変更、政治とオリンピックとの関わり、電力問題などに対しても丁寧に明快に説明されるお言葉からは、オリンピックを通して世界が平和であってほしいと願う強いお気持ちが伝わってきました。 文責S.N.
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