
2014年12月05日(金)
11月17日に行われた和菓子講座の記事(こちら)が、やたら詳しく書かれていると指摘されました。それもそのはず、私自身がお母様方と一緒に2時間の講座に参加していたからです。
当日は、私の他にもう一人数学の男性教諭が一緒に和菓子作りに挑戦しました。初めのうちこそ、餡や練りきりをこねて丸める作業は、粘土細工のようだとか、泥団子を丸めるようだとか、冗談を言い交わしていました。しかし、作業工程が三角へらをを使っての花弁を入れる頃になると、手先に集中するのか、自然と静まりかえっていきました。
当日の様子は、こちらのページを見てもらうとして、講師の御園井先生の言葉で印象的だったものを紹介してみたいと思います。
和菓子に限らず、職人気質の一つとして、素材は一から全て自家製にこだわるというものがあります。それはそれで尊敬すべき姿勢でしょう。しかし、御園井先生は、餡や練りきり生地となる白いんげん、ぎゅうひなどは日本中から取り寄せるとのこと。それぞれの素材の一級品を自らの手元に集約させ、それを最高の上生菓子として形作るのが自分の立場だとおっしゃっていました。傾聴に値する至言だと感服した次第です。“プロフェッショナル 仕事の流儀”さながらで、プロとしての矜持が伝わってきました。
そんな先生から手ほどきを受けながら作った上生菓子は、文句なしで美味しい逸品でした。御園井先生からも「楽しいひと時を、ありがとうございました。先生方はじめ、お母様達のポテンシャルの高さには、大変嬉しく、感動いたしました。」とメールを頂いた次第です。 文責:N.K.
写真:エプロンをつけて奮闘する男性教諭2名…。
写真左:完成した「てまり菊」 写真右:完成したものを頂きました。湯飲み代わりのマグカップがご愛敬
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