北鎌よもやま話No.243「元祖、音川さん」

2015年01月21日(水)

キタカマのキャラクターとして内外で親しまれている「音川さん」ですが、その始まりは或る生徒が描いたポスターでした。
つい先日、その絵を描いたＮさんが、当時のポスターを持って学校を訪ねてくれました。現在は公立中学校で音楽の先生をなさっているＮさん。15年前、高校１年生の６月の美化週間に向けて、掃除を楽しげ気にする女の子の姿をクラスの仲間とワイワイ言いながら描いたとのこと。音楽科だったので、名前も「音川さん」にしようと皆で決めたそうです。Ｎさんは音楽科の生徒でしたが、絵を描くのも好きで画材にも凝っていたとのこと。
その絵が当時の入試対策委員の先生の目に留まり、しおりやシールにしてみたのが始まりだったようです。その後、数パターンの絵を描き、更に卒業するまで描き継いで50種を越え、現在に至っているのです。
Ｎさん自身、今でも音川さんが活躍していることに驚いていました。また「自分の分身がまだ生徒として学園で楽しく過ごしているようですね」と嬉しそうに語ってくれました。　文責：Ｎ．Ｋ．

これが、最初に登場した音川さん。掃除のスタイルでホウキに跨がっています。

こちらは、翌年の高校２年になった音川さん。６月の美化週間のポスターなので、傘をさして梅雨時をイメージしています。