

2015年02月06日(金)
2月28日に公開される映画「幕が上がる」。高校演劇を扱った青春小説として、2012年に平田オリザ初の小説として発表されたものが原作です。映画版は、ももいろクローバーZが主演ということで話題にもなっています。
さて、なぜ北鎌倉女子学園と関係があるのかというと、この「幕が上がる」を、去年(2014年)の高校入試(2月12日実施分)の国語に問題文として使用させて頂いたのです。この場に紹介することは、著作権の関係で出来ませんが、問題文に付けたリード文だけでも紹介しましょう。
県立高校に通う女子校生の「私(さおり)」は、演劇部の三年生で、部長と演出を務めている。
毎年地区大会止まりだったが、今年は地区大会を突破し(上位三校が県大会へ進める)、
上位大会への出場を目標に掲げた。そして、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』を、部員たちの
個性に合わせてアレンジしたものを「私(さおり)」が脚本として書き上げ、演出家として部員
の俳優を指導してきた。問題文は、その初戦にあたる地区大会での場面である。
ちなみに、入試問題の印刷を依頼している業者の方が、印刷作業を進めていくうちに、この続きが気になってしまったとのこと。それならば、ということで貸してさしあげた次第です。更には、同じ年の神奈川の県立高校の入試(2月14日)にも採用されました。それだけ心に響く小説ということなのでしょう。
発行元の講談社のキャッチコピーには「心を揺さぶる、文化系青春小説の金字塔 中学・高校生に読ませたい小説No.1」とあります。どうぞ、読んでみて下さい。さわやかな読後感を味わえます。 文責:N.K.
「幕が上がる」講談社のHP(こちら)も御覧下さい
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