
2015年06月11日(木)
私達3年音楽科は、6月9日(火)国立劇場で行われた歌舞伎鑑賞教室に参加してきました。
普段、西洋音楽を学んでいる私達にとって、今回の歌舞伎鑑賞教室はとても良い刺激になりました。同じ舞台芸術である西洋のオペラやミュージカルと比較してみると、似ている点も多くありましたが、やはり歌舞伎には日本人にしか表現出来ない風情や情緒を感じることが出来ました。それは決してうわべだけではなく、古くからの文化、伝統を大切にしてきた日本人の心の内面的な表れだと思います。
また、西洋のオペラ、日本の歌舞伎の両方に共通して言えることは、どちらも芸術と娯楽の融合、つまりお客様を楽しませる芸術であるということです。美術作品などのように、作品だけで完結する芸術と違って、舞台芸術は鑑賞者がいなければ成立しません。観客にいかに豊かな芸術的体験を提供できるかという事が重要なのです。
今回、歌舞伎を鑑賞して、観客を楽しませるにはより魅力的な芸術表現が必要だということに気がつきました。またこれには国境など関係ないこともわかりました。そしてその表現の中に母国の伝統や文化の心を内在させることができたら素晴らしいなと感じました。
私もこれから西洋音楽を学ぶ上で、日本という国の心を大切にしつづけていきたいです。(A.K)
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