入試に関するお知らせ

私たちのクラスこぼれ話 No.120「2竹のキャンバス」

2015年06月29日(月)

前日の雨にさらされた紫陽花の雨滴たちが太陽の光のせいか
きらきらと輝いていました。

私たち2年竹組はひと言で言ってしまえば様々な色の絵具たち。
一人ひとりが自分だけの色を持っています。
けれど、それらがなかなか調和せず、美しい絵が描けないのが
クラスの悩みという所です。

体育祭当日、高校2年ともなると冷めた目をして競技を眺めているのかな
という私の予想をはるかに裏切り、応援席は熱気に包まれていました。
声をからして時には立ち上がってジャンプして、仲間を応援していました。
競技を終えた人たちに「おつかれ!」「すごかったよ!」などという言葉を
必ず掛けあっていたことに私はとても驚きました。

閉会式のあと、汗できらきら光る顔で笑い合いながら校庭をあとにする
級友たちを見て、「あぁ、これなんだ。」と感じました。
“クラス”というはじめは真っ白なキャンバスがそれぞれ持っている色たちで
描かれている。それは他人から見たら美しい絵とは言えないかもしれません。
けれど皆が思い思いに描いたことによって、このクラスにしか、私たちにしか
描けない絵が完成するのだと思います。

今回の体育祭で校門前の紫陽花たちのようにたくさんの色が鮮やかにキャンバス
に描き足されました。(R.S)