
2015年10月15日(木)
10月9日(金)に中学音楽コース・高校音楽科で昭和音楽大学の大学オペラ公演「フィガロの結婚」のゲネプロを鑑賞しました。
ゲネプロ前には、演出家であるマルコ・ガンディーニ氏のレクチャーもありました。この公演は昭和音楽大学と上海音楽院の交流プロジェクトであることからキャストに中国の方がいること、日本人と中国人の気質の違い、歌う際に大切なことなどを楽しくお話して下さいました。
ゲネプロを鑑賞してまず驚いたのは、中国の方々の体格の良さです。背がとても高く声量もあり、特に伯爵は威厳があって今回のキャストの中で最年少とは思えない演技力でした。演出で面白いと感じたのは、第2幕の伯爵と夫人が口論する場面です。二人にスポットライトを当て壁に陰を映し出し、夫人を追い込む伯爵の陰を大きく、言い負かされる夫人の陰を小さくしていくという演出がありました。登場人物の心情や立場などは歌や演技だけでなく、照明や衣装などでも表現できることを実感しました。
最後に今回ゲネプロを鑑賞して、オペラが総合芸術だということをよく感じました。台本、音楽、演出家、演奏者と舞台装置に照明、そしてお客様。すべてがそろわないとこの総合芸術は完成しないのだと改めて思いました。
私もあのような舞台に立てるよう、今は一生懸命勉強しよう!!と強く思いました。
(H.T)
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