入試に関するお知らせ

北鎌よもやま話No.267「渋柿、その後」

2015年12月25日(金)

2ヶ月前にこちらで紹介した「渋柿」ですが、その後のことをようやくお知らせできることとなりました。
11月5日、生徒数名と30個程の渋柿を収穫。まずはいかに渋いかを試食し、渋さに辟易したあと、皮をむき、熱湯に十数秒くぐらせて、外に干した。「渋柿には焼酎を」と言いますが、学校なのでアルコールは厳禁。

 収穫したばかりの渋柿。今回はワンダーフォーゲル部の生徒と一緒に干し柿作りに挑戦しました。(11月5日)

熱湯にくぐらせて、屋上に干します(11月5日)
ひたすら天日干しに専念です。

屋上と、職員室の南側の二ヶ所に干しました。(11月7日) まだ変化はありません。

左:11月11日、少ししぼんできました。    右:11月28日、かなり水分が抜けてシワシワです。
雨に濡れるとよくないので部屋干しにすることもありましたが、1ヶ月程経った頃にはいい具合に“干し柿”らしくなりました。12月1日、待ちきれなくなった生徒と一緒に食べたところ、野趣と滋味がいっぱいにつまった正真正銘の干し柿に仕上がっていました。

左:12月1日、まだ粉は吹いていませんが、試食しました。   
右:12月25日、全体に粉が吹いて、完成と言ってよいでしょう。美味なることこの上もなし!!

好天と寒気と乾燥が続き、冬休みに入ると、表面に白い粉を吹いた様相に。売り物としてよく目にする干し柿とは見かけは悪いものの、味は逸品でした。8週間余の時間がかかりましたが、これにて完成と見てよいでしょう。程良い堅さで、口いっぱいに広がる甘みは、干し柿以外の何物でもありませんでした。  文責:N.K.