
2018年03月02日(金)
3月1日(木)、平成29年度普通科第69回音楽科第48回卒業証書授与式が行われました。
北鎌倉女子学園の卒業式は私立女子校らしく、学園生活の集大成としてとても厳粛な雰囲気の中でとりおこなわれます。参加した方の誰もが感動する、学園生活最大の行事と言っても過言ではありません。
卒業生、保護者、在校生、来賓、教職員、合わせて800名ほどが一堂に会し、物音ひとつしない雰囲気の中、音楽科在校生の奏楽がおもむろにはじまります。
司会が開式を宣言すると、国歌、そして伝統の校歌を全員で歌います。
卒業証書授与では、卒業生ひとり一人の名前がゆっくりと読み上げられ、全員が注目する中「ハイ」という声が講堂中に響きます。総代が壇上で卒業証書を受け取る数分間は何も物音がすることはありません。
校長式辞、理事長式辞、来賓祝辞では、巣立っていく卒業生たちへのエールが贈られます。
ハイライトは送辞と答辞です。在校生代表によるお祝いメッセージと、卒業生代表による卒業にあたってのスピーチ。卒業生たちのすすり泣く声が聞こえはじめます。
保護者からの謝辞、目録贈呈と続き、蛍の光、仰げば尊しの斉唱で卒業生たちの涙はピークに達します。
最後は音楽科在校生によるショパン別れの曲の中を退場。ぽっかりと空いた座席を眺めながら余韻に浸ります。
今年の卒業式は、前日まで天気が心配でしたが、式が始まる頃には綺麗な青空も見え、普通科106名、音楽科30名の計136名が晴れやかに卒業して行きました。
北鎌倉で学んだ多くのことを糧に、すばらしい未来をつかんでいってほしいと願うばかりです。
文責 O.H.