入試に関するお知らせ

<校長>校長のつぶやき vol.002

学園三長の部屋 2020年04月25日(土)

みなさん、元気ですか。

自宅での学習の様子を担任の先生が、学級通信のような形で発信してくれています。それによってみなさんの頑張っている様子が届いています。その中の一つを紹介しましょう。今年の3月5日、休校になって間もないころのものです。休校になった喜びを詠った中学生の新俳句です。「人混みと 重い荷物と さようなら」、「休校で 睡眠時間 増えました」、「通学の 手間が省けた こりゃラッキー」。普段の通学の大変さがわかるものばかりです。一方で、休校になった悲しみを詠んだものが次の歌です。「暇すぎて 早く学校 行きたいな」、「休校め(;0;) 2ゆりが恋しい まだ5日」、「休校で 友に会えない 悲しさよ」、「つまらない お家にいるの 飽きちゃった」。みんなに共通した想いでしょうね。

 

また、新年度の意気込みも届きました。今の状況で頑張りたいこととして挙げてくれています。「30冊本を読む」、「部屋を常に綺麗にしておく」、「料理ができるようになる」、「できるだけ課題を早く終わらせる」、「英検準2級をとる」。一人ひとりが今の状況の中で目標をもって頑張っている様子が、いきいきと伝わってきます。

 

素敵なエッセーを一つ紹介しましょう。

「また来た四月。桜。新しい学年になる私は気合が入っていた。だって15歳にもなったのだから。ワクワクしながら学校に行くのを待っていが、コロナウィルスは優しくはなく、学校に行かせてくれなかった。とても私は悲しんだ。友達と会って話をしたり、笑ったりしたかった。

家での勉強が始まった。朝オンラインで話を聞くことになり嬉しかった。だが、少し友だちとの距離を感じた。

四月に入り、私はこの休校をいい機会と考えて、いくつか目標を掲げてみた。

一つ目は、家事ができるようになるために手伝いをする。学校生活を送っていると、帰ればご飯があり、お風呂があり、の日常だった。これではいい大人になれない。休み中、家事でできることを増やそうと決めたのだ。

二つ目は、自分を見つめ直そう、だ。私は雑に行動する時など短所がたくさんあり、いつも叱られていて、反省していた。そんな自分がイヤだった。だから、この機会に短所、弱点といった悪い面をどのようにしたら克服できるか模索中である。

まだまだたくさん目標はあるから、一つずつクリアしていこうと思う。

今日、明日、また新たなページが生まれるのだと思う。また皆に会える日はあるのだろうか。ゴールは見えないが、私は私なりに乗り越えていこうと思う。」

 

これを書いた人は、とても素晴らしい時を過ごしているなと感じました。どのような自分になりたいか、夢(目標)をもって、理想の自分に近づくために自分と会話する時間を持てている人だなと感心しました。

いつも言っていることですが、大きな夢(目標)、小さな夢、いろいろな夢をたくさん持って、その夢の実現のためにさまざまなことにチャレンジして欲しいと思います。そして「これならできる」、「これはできた」という「できる自分」を育てて欲しいと願ってます。一日一日を夢に向かって何事にも本気になって取り組んで行けば、必ず夢に近づいている自分を実感できると思います。しかし、人は弱い存在でもあります。天気が良いか悪いか、家族の機嫌が良いか悪いかでいろいろな影響を受けることがあります。でも今日という一日は、一回きりです。泣いて過ごしても、笑って過ごしても、一日は一日です。どんな一日にしたいか、自分で決めましょう。同じく人生は一回きりです。その人生の主役はあなた自身です。夢の実現のためにしっかりと世界と向き合い、解決すべき問題に対して常に自分の頭で真剣に考え、自分を信じて、次の一歩を選択して欲しいと思います。自分の手で未来を拓いて行きましょう。

しかし、いつもうまく行くことばかりではありません。そんな時は、「人間なんだからうまく行かないこともあるさ」と、そんな時の自分を認め、受け入れて、もう一回チャレンジして欲しいと思います。こころを柔軟に、いつも「いまが出発点」と考えて前向きに歩み出して行きましょう。だれかの力を必要としている、困っている人に寄り添うことができるのは、自分の弱さを知りつつも夢を諦めずに何度でもチャレンジし、うまく行かないことを乗り越えた経験がある人だと思います。

いまの困難な状況の中でも夢の実現に向けてチャレンジし続けてください。元気に笑顔で乗り越えて行きましょう。一日も早くみなさんにお会いできることを心から祈っています。

2020年4月25日

北鎌倉女子学園中学校高等学校

校 長 今泉 仁