入試に関するお知らせ

<理事長>令和2年度卒業式式辞

学園三長の部屋 2021年03月01日(月)

卒業生のみなさん、保護者のみなさま

おめでとうございます。コロナのため規模の小さい卒業式にせざるを得ないのはまことに残念です。卒業生のみなさんは3年間あるいは6年間この北鎌倉の丘の上に毎日通われました。学校は姿形は変わっていきますが、いつまでもみなさんの母校です。学園の歴史をたどる談話室を訪れ、想い出を偲んだり懐かしい先生たちと歓談したりしてください。

みなさんはこれから大学、短大や専門学校に進み、それから社会に出ていきます。人生は長いと思われるでしょうが、私のような年寄から見ると実はアッという間です。悔いが残らないようにしてください。そのため三つだけアドバイスを差し上げます。

第一はいまからすぐ自分が好きで自分に向いていそうな仕事を探しはじめるのです。人生で仕事とパートナーは選べます。そして選んだなら、その仕事につけるように資格取得や準備の勉強をするのです。どんな組織に入っても気の合わない人はいます。でも自分が志望した仕事、組織ならかなり我慢はできます。

第二のアドバイスは乱暴に聞こえるかもしれません。三年間やってもどうしても合わないと思ったら思い切って方向転換するのです。一年間ではまだわかりません。十年間待ったら遅すぎるかもしれません。見切りをつけるタイミングは大事です。イヤだイヤだと思いながら30年間過ごすことはありません。でも目当てもなく飛び出すのではなく新しい道の目当て段取りをつけてから移るのです。

第三のアドバイスは、社会では何をやっても人間関係が決め手になります。大事なことは目の前の仕事をきちんとこなして信頼をえていくことです。一度でもウソをついたら信用回復は困難です。一時の感情にまかせず、いつでも長い目で見てゆったりとかまえてください。

これからは女性がはばたく時代です。みなさんはラッキーです。どうぞ思う存分飛び出していってください。これからの時代コロナのようなパンデミックだけでなくいろいろなチャレンジがあるかもしれません。でもきっと乗り越えられると信じればおのずと道は開けます。そしてこの古巣は忘れないようにお願いします。
あらためておめでとうございます。

令和3年3月1日
北鎌倉女子学園理事長 藤崎一郎