学園からのお知らせ

《校長》中学学校説明会 校長あいさつ要旨(2023年3月25日)

2023年08月28日(月)

学校説明会での校長のあいさつ要旨をご紹介いたします。今回掲載いたしますのは2023年3月25日の中学学校説明会でのあいさつです。ぜひご一読ください。

 小学生の皆さん、保護者の皆様、こんにちは。本日はお忙しいところお越しいただきましてありがとうございます。あいにくのお天気で、本校の美しい桜を見ていただけず残念です。

 これからの小学校卒業後の6年間をどのように過ごすか、ご本人も保護者の皆様もいろいろ考えていらっしゃると思います。私は長らく男女共学の学校に勤めておりましたので、私が感じている共学と女子校の違いというのをお話ししたいと思います。女子校の良さというのは、やはり男子の目がないので、本当に自由におおらかに自分らしさを出せるのではないかなと思っています。特に女の子の中学高校時代は、体の変化が著しい時期ですので、その面でも心配もなく過ごせますし、女子校は女子に特化した細やかな対応ができていると感じております。共学では男子がやる力仕事も、女子は皆で力を合わせて行いますので、人と協力するということも身に付きます。

 大学進学に向けても、女子校の方が伸びる気がします。皆で入試を頑張って乗り切ろうという意識があり、男子がいますと例えば理系はちょっと苦手だとくじけてしまう方がいますが、女子校ですと不得手なこともはっきり言え、対応する環境があります。

 本日はこの後、生徒広報部の生徒が皆様をエスコートしますが、生徒の皆さんは本当に穏やかで優しいです。本校では、礼法の授業を中1と高1で行います。礼法はやはり相手のことをおもんばかり、相手の心を汲み取って行動に起こす、それが基本になっておりますので、生徒は、たおやかとまではいかないですけれども、いつもほんわかと温かく接してくれます。また本校は6年間で、日本の伝統文化、例えば本校講堂で鶴岡八幡宮の雅楽、鎌倉能楽堂で能、国立劇場で歌舞伎を観ます。中学3年生では劇団四季を観劇するなど、情操教育に非常に力を入れておりますので、感性豊かになるのではないかなというふうに思っております。

 本校の特徴的な学びに英語教育がありますが、複数のネイティブが常駐しております。昨日は離任式があり、式の後に1名の退職されるネイティブのまわりに中学1年生が集まって一生懸命英語でお別れをしていました。そういうシーンからも、英語がとても身近な学校であるということを確信いたしました。また、ICTもこちらも非常に先進的に行なっております。本当にこれはどこの中学にも負けないくらい、新たなことにチャレンジしており、自信を持って紹介させていただけると思います。

 この鎌倉をステージとして授業を展開している「総合的な学習の時間」につきましても、生徒はいろいろなこと企画して、クリエーターとして探究的に学んでいます。地域の皆様にご協力をいただきながら、自分で考え判断して行動を起こす、子どもたちは自由な発想で学びを広げ、良い体験的活動をさせていただいております。

 最後になりますが、本校は大規模な学校ではございませんので、理事長の話にもありましたが、生徒と教員の距離が短く、とても和やかな雰囲気です。そういった穏やかな環境の中で、明日を生きる力を育むことができる、それが北鎌倉女子学園でございます。本日の説明会が皆様の学校選びの一助となれば幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。