学園からのお知らせ

《校長》中学学校説明会 校長あいさつ要旨(2023年4月15日)

2023年09月19日(火)

学校説明会での校長のあいさつ要旨をご紹介いたします。今回掲載いたしますのは2023年4月15日の中学学校説明会でのあいさつです。ぜひご一読ください。

 皆さん、こんにちは。校長の佐野でございます。本日は大変お忙しいところ、また雨の中坂道を上がっていくの大変だったと思います。小学校の皆さんどうでした、大変でした、坂道は?ごめんね。

 私、昨年度校長に着任いたしまして、1年間本校を客観的に見てまいりました。非常に穏やかな生徒が多く、先ほど理事長のビデオにありましたけれども、最先端のこと、英語は先ほどジョンがさんがお話しされましたけれども、ネイティブの方は他に女性が2人おります。それからICTにつきましては、この後、先進的な学びの時間についてお話をさせていただきますけれども、ご紹介しますが、ペッパーくんはいますし、本当に他校ではどこの中学で全くやらないようなことを、もう本当に最先端でやらせていただいています。それから、この鎌倉のこの穏やかな感性が、このフィールドを利用してフィールドワーク、探究活動を中学生は1年生から3年生が混ざってグループになっていろいろな体験をしています。そういった中で自分で課題を見つけて解決する本校の教育方針、教育方針ってわかりますか。大事にすることは、伸びやかな自立した女性を育むことです。みんなに自立した女性になってほしい。伸びやかに、自分らしく生きていく力をつけてほしいというのが、本校の教育方針です。

 先週の金曜日に、4月7日に中学校の入学式を行いました。これで1週間経ったわけですけれども、新しい制服に袖を通して、今週ですね、早速幾つかのグループの子が「校長室に探検に行きました」て言って入ってこられて色々と見て、キャビネットも開けていこうとかいう話をされていました。昔の本校は割ときっちりとした生徒さんが多かったのですけれども、今は伸びやかな部分とそれからしっかりと礼儀正しい部分、礼法の授業をやりますので、相手のことをおもんぱかって行動する、そういったことも学びの中に組み入れております。女子校のいいところ、幾つかあるかと思います。もういろいろと御調べになっていると思いますけれども、本当にこの12歳から18歳の多感な時期で、人格形成にとって一番大事な時期をどういうふうに過ごすかというのは、本当に小学校の皆さんも、保護者の皆様も悩んでいらっしゃると思います。女子校は、やはり身体の変化が著しいこの時期に女の子だけというのは、本当にオープンに包み隠さず、いろいろなことができるなっていう風に感じています。それはよいように作用しているなという風に感じています。それから、男の子がいるのと女の子がいるのとでは、恐らく女の子だけの集団の方が学力的に伸びるような気がします。男の子がいると、これは男女の性差ではないと思うんです。個人差だと思うんですけれども、女の子はこつこつコツコツやっている生徒さんは多くて、男の子さんは最後、高校のところで、頑張って集中して、そこで女の子のコツコツが逆転しちゃうみたいな場面も見られます。私は県立高校に長くいましたので、そういったところを見て女の子は途中で「何かもうちょっと自分の目標を下げるかな」という場面はあったように思うんですけれども、本校の場合はみんなで上がっていくので間違いなくこの6年間で、高校の出口のところは同じくらいの学力の方だったら、本校は確実に伸びていると思います。

 それは本当に英語教育もしっかりやらせていただいていますし、先ほど理事長の話にもありましたが、教員と生徒の皆さんの距離がすごく近いんですね。個別に色んなことをサポートさせていただいてますので、そういった意味では一般受験もこれから多くなっていく可能性も、可能性というか行ってくれればいいなと思いますが、指定校の数がすごく多いなというのと、それから総合型選抜は、今新しい大学の入試は…ちょっと早いね、ごめんね。大学入試のいろいろと制度が変わっていますので、そちらの対応が細やかに、今年1年も見ていてあげられているなというふうに思います。各学校それぞれに力を入れているところ、それから特色があるところというのは違うと思いますが、本校はまずは生徒の皆さんが社会に出た時に困らない力をしっかり身につけていただいて、学校生活を穏やかに楽しく生活していただければなと思います。

 色々な行事もございます。他校にはないような伝統的な行事をさまざま体験していただいていますので、そういった意味でも今日この後、本校の生徒がお時間もございましたら、校舎内を案内して、また色々な普段の話を皆様にお伝えできるかなと思いますけれども、まずは施設の方を見ていただきながら、また生徒の生の声を聞いていただきながら、本校のキタカマってこういうところなのだなというのを感じていただければと幸いでございます。

 穏やかな環境で未来を生きる力を見つけられる、それが北鎌倉女子学園でございます。本日はこの後1時間ちょっとになろうかと思いますけれども、どうぞよろしくお願いいたします。