羽ばたけ講座

2025年12月09日(火)

本日より全3回で開催される「羽ばたけ講座」の第1回を開催いたしました。

この講座は、高校1年生が抱える進路の悩みに寄り添い、大学生のリアルな体験談を通じて、そっと背中を押してもらうことを目的としています。本日の講師は、現在上智大学 文学部 英文学科に通われている大学1年生、高田夕莉先生です。

高田先生は、小中学校時代に苦手な教科がありながらも、「高校からは頑張ろう！」と一念発起し、必死に勉強してカナダの高校へ進学されました。「日本での自分を変えたい」という強い想いから、復習を徹底し、寝る前には英語の参考書を読み込む生活を送っていたそうです。努力の結果、高校は飛び級制度を利用して2年間で卒業。帰国後の大学受験では、帰国生入試で合格を勝ち取り、さらに「まだまだチャレンジしたい」という情熱から一般入試も受験されたというエピソードも伺いました。

講演の中で、先生は生徒たちに向けて、「内的動機を見逃さない」こと、そして「”努力”は裏切らない」という強いメッセージを伝えてくださいました。苦手科目はあっても、自分の意志を固く持ち、情熱的に学ぶことで、行きたい場所へ着実に進路を切り開いてきた先生の姿が非常に印象的でした。

先生は、苦手だった数学や理科のテストの点数なども包み隠さずお話しくださり、また「挫折を怖がらない」ことの大切さを強調されました。この「このままではまずい」という強い危機感と、それを乗り越えた過程が、参加した生徒たちに大きな共感と親しみやすさをもたらしました。

生徒たちが今日の講演を「自分事」として捉え、自分の無限の可能性を信じて学びを続けてくれることを願います。この講演が、生徒たちの「何かを始めるきっかけ」となることを心より期待しています。