入試に関するお知らせ

私たちのクラスこぼれ話No.25「1蘭こぼれ話」

2012年02月20日(月)

高1も終わりに近づき、何か寂しい気持ちの今日この頃。蘭組を振り返ってみると、「団結力」-それが我がクラスの強み、誇るべきところだと思います。

 球技大会では、運動が得意な人が皆を引っ張り、合唱コンクールでは、パートリーダーのコーラス部の人が皆を指導し、文化祭では文化委員が皆をまとめ・・・。蘭組は個性がはっきりしていて、教え合い助け合う環境が整っているのも特徴です。今までの思い出はたくさんありますが、特に合唱コンクールが印象に残っています。9月半ば、夏休みにほとんど練習ができなかったので、かなり焦っていました。しかし、まだ皆の自覚が足りず、声の出し方、音量など改善点が多すぎて、逆にやる気がなくなってしまった人も多くいました。

 パートリーダーでコーラス部の人たちは、部の先輩に頼んでクラスに指導にきていただきました。それをきっかけに、皆が一生懸命練習をするようになった。そんなとき、ある高3の先輩が突然「時の旅人」を聞かせてほしいと、蘭組を訪れました。はじめは皆少し驚きました。私たちの歌を聞いた先輩は、「とても良かった。だけど・・・」と私たちにいろいろアドバイスをしてくださって、力になってくれました。このとき、とても温かな気持ちになりました。頼んだわけでもないのに、後輩のために貴重な時間を割いてくださったことに大感激で、こんな先輩がいらっしゃるなんて、北鎌は何て良い学校なのだろうと思いました。そして、私たちはお陰様でコンクールでは銅賞をいただくことができました。

 1蘭は自分たちだけの力ではなく、たくさんの人の力を借りて、そこから「団結力」が深まっているような気がします。スロースターターが多い1蘭ですが、燃えると燃え尽きるまで頑張り尽くす。そんなクラスです。2年に進級でき、また違う人たちと出会える喜びはあるものの、寂しいです。残りの一日一日を大切に過ごしたいと思います。