入試に関するお知らせ

高一遠足報告

2017年05月17日(水)

5月11日、高校1年生は、能楽鑑賞教室と鎌倉散策の遠足を行いました。
午前中は、長谷にある鎌倉能舞台で狂言「附子」、能「経正」の鑑賞でした。能狂言に関しては事前に古典の授業で、解説予習をしてはいました。それでも敷居は高かったようです。ただ、当日、中森貫太先生から演ずる立場からの具体的なお話を聴いたり、質疑応答で疑問を解消したりと、生徒たちは意欲的に能狂言に親しんでいたようです。事後の作文を読むと、多くの生徒が感動や得たものの大きさを実感していたようで何よりでした。

また、午後の鎌倉散策は、各クラス班別行動の事前計画をしていました。生憎当日は、江ノ電の信号故障で当初の計画通りには見学地を巡れない班も多かったようですが、それでも臨機応変に有意義な時間を過ごせたようでした。そんな、当日の様子を振り返った作文の一部を紹介いたしましょう。

「経正の一挙手一投足から目が離せませんでした。舞もなんとなく切なさを感じましたが、一番ぞっとしたのは、刀を抜いた所です。刀を鞘から抜くとき、刀が照明の光を反射して、その光が私の目に届いた時、残酷だと思いました。どうしてそう思ったのかは、もう思い出せないけれど、少し泣きそうになりました。」
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「鑑賞終了後に、各クラスの代表が舞台に上がり、いろいろな所作を教えて下さいました。立ち方、台詞、歩き方…。立ち姿の説明を受けて、私も家でやってみましたが、ぎこちない感じでした。ふとももに筋肉がないとだめだな、とも感じました。その立ち姿で二時間も舞台に立ち続ける凄さを知りました。
 最初は全然興味がなかったのですが、生で見て「意外と面白い!!」と思いました。次も何かの機会があれば、鑑賞しに行きたいと思いました。貴重な時間を過ごすことができました。」
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 私が、鎌倉遠足で感じた事は班で協力する大切さです。女子だけで行動することに不安もありましたが、計画段階で話し合いが進むうちに、まとまりができ楽しみになりました。当日は、6人班だったのに2:2:2になってしまうこともありましたが、時間が経つにつれて、6人の距離も近くなり皆で話せるようになりました。今回は、友達と一緒にコミュニケーションをとる大切さを知りました。わからない事を班の人たちと話し合うことによって、今まで以上に仲深まったかなと思いました。最後に乗ったバスでは、みんなが笑顔になれた気がします。

文責:学年主任N.K.

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