入試に関するお知らせ

「新しいキタカマ」理事長スピーチ

2018年05月07日(月)

4月29日、私立中学相談会での理事長のスピーチとなります。

 

北鎌倉女子学園の藤崎です。
昨年4月理事長に就任しました。
私は40年以上外交官として国際会議、外交交渉に携わってきました。
アメリカ、英国、フランスなどに駐在し、5年前に駐米大使で退官し、今、いくつかの大学で教授をしています。
外国での経験でこれからの世代の男女にはいわば「国際力」が必要と思います。

具体的には自主的判断能力英語専門性の三つです。
中学高校は自主性と英語を身に付け、専門性への土台を養うところです。
北鎌倉女子学園のよいところは家庭的雰囲気、緑の環境です。
ただし時代の要請に応じ抜本的改革が必要だと痛感し、2年間で学園を一新することを決意しました。
新理事には生徒の憧れである宇宙飛行士の山崎直子さんや日本のトップオペラ歌手の森麻季さんを招きました。
森さんには実際に生徒に歌唱指導も頂いています。

四つの改革を推進中で、これをジェシカと呼称します。
自主性、受験のジ、英語のエ、施設整備のシ、鎌倉への密着のカです。


「のびやかに自立する女性」の育成と教育目標を変更しました。
生徒の自主性尊重にむけ、校則も見直しずみです。
来春からの新制服はコシノジュンコがデザインし、すばらしいものになりました。ぜひ見てください。
受験に強い教育へ――鍵は授業で、教員たちの研鑽を強化しています。
受験実績は近年少し落ちていましたが今年はGMARCHも倍増以上しました。


英語教育を柱にします。
外部試験を受けさせ、外国提携校を拡充します。
今春から30代半ば以下の若い外国人教員男女4名新採用しました。
彼ら中心のイングリシュルームでゲームしたり映画も見ながら実地の勉強をします。
いわば毎日「ミニ留学」できるわけです。
外国人教員2人が来てブースで英語と日本語で星占いしています。
ぜひちょっと覗いてみてください。


2年で抜本的な改装をします。
教室、あたらしい自習室、日本文化センター、食堂など設備一新します。
IT化では他校に先駆けて新入生全員にipadを供与ずみです。


鎌倉と密着します。地元の飾り雛祭りにも参加しました。
昨日より円覚寺で英語ガイド開始しました。
生徒はドキドキしたが楽しかったとの感想を述べていました。

 

学校改革は簡単なことではありません。
成功には明確なヴィジョン、皆の熱意、資本が必要です。
私どもにはこの三つすべてがあります。
ヴィジョンはご説明したとおりです。
私自身、この学園の改革に全力を投入し、校長以下教職員、生徒、保護者と一丸となって努力中です。
皆さんのお子さんを預からせて頂ければこれからの国際社会に通じる女性に育てます。
ぜひ信頼してお任せください。

藤崎一郎